悪い姿勢と腰痛
腰痛と言うのは姿勢の異常に原因があると一般的に考えられています。普段の日常生活で正しい姿勢をとって行動をしていれば、腰への負担を軽減することが可能になります。腰に一番負担のかかる姿勢のは、中腰の姿勢です。
普段立っているだけの状態であっても自分の体重以上の負担が腰にかかるようになり、前かがみなどの中腰の姿勢の場合であると自分の体重の２倍以上の負担がかかってしまいます。特に女性の場合であれば、日常的にキッチンで料理をしたり、掃除をするなどの前かがみになりやすい作業をする機会が多くあるので、気をつけるようにしなければいきません。
立った状態で猫背のような姿勢が悪い状態でいると背中が丸くなってしまい、重心が後ろにずれてしまいます。体のバランスが悪い状態だと腰椎は安定させようと前へ出てくるようになり、腰の筋肉に負担をかけることになります。
このように悪い姿勢を続けてしまうと筋肉が疲労してしまい、慢性的な腰痛へと繋がってしまうので注意しなければいきません。また、他にも意外と知られていないのが、立った状態と比較しても座った状態の方が腰への負担が大きいことです。
特に腹筋などの筋肉の弱い人が長時間にわたって座ったままの姿勢でいると、腰への負担がかなり大きなものになります。背筋を伸ばして正しい姿勢をキープして座っていれば腰への負担はそれほどでもありませんが、背もたれに寄りかかるなどの悪い姿勢で、長時間座っていると、椎間板への圧力が高くなってしまい、腰への負担が大きくなってしまいます。
普段仕事などでデスクワークの人は座った状態が続く場合が多いと思うので、できるだけ良い姿勢を意識するようにして、時々はストレッチをする必要があります。日常的に姿勢が悪い状態でいると、腰痛の原因だけでなく、骨・筋肉・内臓などなどといった、様々な部位に負担をかけることになり、腰以外にも悪影響を及ぼすので注意しなければいけません。逆に、良い姿勢を心がけていれば、体への負担を軽減させることができるだけでなく、骨・筋肉・内臓の働きがスムーズになっていきます。
