腰痛 治療

尿路結石症と腰の痛み

腰の痛みの原因には色々なものが考えられますが、背中や腰にかけての強い痛みを感じるような場合には、「尿路結石症」と言った病気も考えられるので注意しなければいけません。それでは、尿路結石症とは一体どのような病気なのか簡単に紹介してみたいと思います。

 

まず、尿路結石症というのは一つの症状についての病名ではなく、腎臓結石、尿管結石、膀胱結石、尿道結石などの病気をまとめて、「尿路結石症」と呼んでいます。つまり、名前に使用されている字で表されているように、「尿路」に石ができる病気だということになります。

 

この石というのは、主に尿に溶け込んでいるシュウ酸カルシウムやリン酸マグネシウムアンモニウム、リン酸カルシウム、尿酸など構成されてできるものです。これらが何らかの原因により結晶となることによって、本当の石のように固まってできてしまいます。

 

主に体内のクエン酸やマグネシウムなどが減少することや、カルシウムや尿酸濃度の上昇が主な原因と考えられています。しかしながら、尿路結石と診断されている約八割の原因が不明と言われているのも事実です

 

尿路結石というのは発症してしまうと、とても辛い病気となります。実はこの尿路結石症の痛みは非常に強い痛みを感じるもので、発症することで冷や汗や嘔吐、吐き気などを伴うこともあるとされています。

 

また、血尿として症状が表れる場合もあるので注意しなければいけません。尿路結石という病気は2対1以上の割合で男性が多く発症しています。病気を発症した中でも特に30代と40代に多い病気であるとされています。

 

尿路結石を予防するためには、水分の補給が一番有効な方法となっています。水分を補給することで尿の中のミネラル濃度を低くすることができます。そのためには、一日2リットル以上は尿として排出することが必要となってきます。

 

ですので、毎日水分を多く摂ることが大切になってきます。また、石は夜に作られると言われていますので、意識的に夕食後に水分を摂る必要があると言われています。