腰痛 治療

ヘルニアと背中の痛みの関係

背中の痛みは一つの原因とは限りらず、色々な原因が考えられます。背中の痛みの一つがヘルニアです。背中の痛みに関するあるデータによると、背中が痛む方の5パーセント前後が、ヘルニアという結果がでています。

 

一言でヘルニアといっても、起こる部位によって色々なヘルニアがありますが、背中の痛みと深い関係にあると言われているのが、多くの人が一度は聞いたことがある「椎間板ヘルニア」です。この「椎間板」というのは、脊椎の骨と骨の間にある軟骨のようなもので骨と骨の間のクッションの役割をしているものです。

 

この軟骨が飛びだしてしまうのが、「椎間板ヘルニア」と呼ばれているものなのですが、飛びだした部分が各神経を刺激する事によって、背中に激しい痛みを生じる事が多くなってしまいます。背中に痛みがある時に、それがヘルニアによって起こるものなのかどうかを判断するには、CTやMRI、レントゲンを利用して調べるのが一般的なものとなっています

 

つまり、ヘルニアが原因かどうかを調べるには病院での検査が確実という事です。対処法としては、「急性期」といわれる激痛の期間には、とにかく安静にすることが第一で無理な動きをしないことです。この時期のヘルニア治療には、痛みを和らげるような器具や投薬、注射などを使用するのが一般的な治療となっています。

 

ヘルニアが「慢性期」といわれる、少し経過して痛みがましになる時期に入れば、多少の痛みは我慢するようにして、体を動かすようにしていきます。ヘルニア治療には、温めたり電気を流したりしていくといった方法が多くされています。ヘルニアと分からずにただの重度の筋肉痛と思い込んで我慢していたが為に、いきなり激痛に襲われて倒れるなんて方も少なからずいるので十分に注意しなければいけません。

 

ヘルニアの場合は無理をしても何も得はないので、少しいいつもと違って「おかしいな」と感じたら、早めに病院で検査することをおすすめします。病院では、慢性化を予防する為の注意事項なども指導して貰えるので、こういった事は、専門家に相談するのが一番と言えるでしょう。